銀座で大人のビストロ料理を。カウンターで、個室で、ウェグナー/モーエンセン/ヘニングセンとイスにもこだわったフランス料理レストランです。

料理は香りも大切です。

料理は香りも大切です。

news121018.jpg松茸のフライ 根セロリのクーリーソース 2,000円

いきなりですが、問題です。
秋の味覚の「王様」といえば??

この問題、きっと日本人なら松茸と答える方が多いのではないでしょうか。
古くは万葉集にも松茸の短歌が載っており、平安時代の貴族たちも松茸狩りを楽しみ、古今和歌集にも松茸の歌が詠まれているそうです。
そんな昔から大人気な松茸さんですが、松林の減少にともない収穫量が激減してしまったために、また現在の科学では人工栽培が難しいそうで、国産ものはかなりの高額になってしまっています。

そこでアンテリブルでは、国産に一番近いと言われているカナダ産の松茸でご用意しております。
なぜカナダ産なのかといいますと、見た目は国産のものよりも色白で違うもののように見えますが、香りは他の国の産地のものと比べても一番国産に近く、国産ものにも劣りません。カナダは松茸の輸送のための品質管理を徹底しているようで、香りを損なわずに日本に届くんです。「香りマツタケ、味シメジ」なんて言うくらい大切な香りですからね。

今回のもうひとつの食材、根セロリ。
フランスでは普通にスーパーで売っていますが、日本ではあまり馴染みのない食材かもしれません。
セリ科の野菜でセロリの仲間ですが、セロリとは違う品種で、根っこの部分を食べる品種です。セロリと似たような味と香りですが、「なんだこれ?」と思ってしまうような根セロリの見た目とは違って、セロリよりも繊細な味わいの野菜です。

松茸はほど良い大きさにカットして、隠し味として生ハムを少々巻きつけます。生ハムの塩味と脂を纏い、松茸の旨みが倍増です。そしてパン粉付け。こんがりとフライにします。
これだけでも美味しそうですが、ピューレ状にした根セロリのソースを添えてご一緒に。松茸の香りと根セロリの相性は最高です。
土瓶蒸しや松茸ご飯とはまた違った松茸の味わい方を楽しめば、秋の実りに恵まれた日本に生まれ、それぞれの四季の料理を楽しめることの贅沢さに満足すること間違いなしです。

余談ですが、セロリが苦手な私も根セロリは美味しいと思いますので、「セロリ、苦手だな・・・」という方もぜひご賞味ください。