銀座で大人のビストロ料理を。カウンターで、個室で、ウェグナー/モーエンセン/ヘニングセンとイスにもこだわったフランス料理レストランです。

忘れられない1皿に。

忘れられない1皿に。

news160329.jpgコハダとキャロットラメルのマリネ ¥1800

コハダと言ったらお寿司がすぐ思い浮かびますね。

フランス料理ではあまり見かけませんし、アンテリブルでは初めての食材です。
ただ、シェフの中ではいつか提供したい食材の1つとして、ずっと以前から考えていたメニューでした。
なんでも、あるレストランで食べた1皿が忘れられなくて、いつか自分も提供したいと思っていたようです。
捌くのも大変な魚ですし、断念した時もありましたが今回ついに・・・。

そんな想いを聞いて、いろいろコハダを調べていたらいつの間にか、
『小幡(こはだ)小平次』なんて人物までたどり着いてしまいました。

この人物、なかなか役をもらえない不気味な顔立ちの歌舞伎役者でその顔が幽霊に似ているからと、そんな理由で幽霊役が多かったようです。
脱線しましたがお店は歌舞伎座が近いですし、そんな小幡小平次と寿司のコハダをひっかけた、
『幽霊が怖くってコハダが食えるけぇ!』なんてエピソードもあるようで、縁のある食材だったというわけです。

古くは木挽町と言われる場所にあるアンテリブル、ひっそりと佇むビストロで『コハダちょうだい』なんて、ちょっと大人の楽しみ方ができそうですね。
うちのシェフなかなかやりますよ。

Text by Masayuki Sato