食感の妙

旬を楽しむ。
こんな素敵で幸せなことってないですよね。
今回ぜひ食べていただきたい1皿のご紹介は『イイダコのグリル 行者ニンニクピュレ』
ニンニクって名前がつくぐらいですからその匂いは似ていて、野草ならではの自然なニンニクの風味が強いのが特徴で、実はネギ科の多年草なんです。
こちらをピュレ状にして、ハーブやアーモンドピュレを加え、プロヴァンスのピストゥソースやイタリアのペストジェノベーゼを模したソースに仕上げております。
これらのソースはバジル、松の実、にんにく、パルミジャーノレッジャーノ、オリーブオイルが入ったのが一般的なレシピです。
イイダコは頭というか胴のとこに米粒状の卵がぎっしり詰まっていて、ほどよい甘みと食感があり、スライスした生のアーモンドをふりかければ、さらにサクサク、カリカリの食感が増し、おいしさが膨らみます。
仕上げにはオレンジ色のミモレットチーズをゼスト状にふりかけて、より春らしい見た目に仕上げております。
どうしてもニンニクと聞くと敬遠しがちになりますが、ぜひこの時期の1皿としてトライしてみてください。
Text by Masayuki Sato